うなぎ(鰻)

ウナギ目ウナギ科に属する非常になじみの深い淡水魚です。
体は円筒形で細長く、尾部が多少側偏し、皮膚は粘液で覆われています。
背びれは尾びれ尻びれとつながっています。
体色は背が黒灰色で、腹は天然うなぎは黄色、養殖うなぎは銀白色です。
体長はオスで40~50cm、メスで1m位になります。

うなぎはヨーロッパでも食べられていますが、蒲焼という食べ方をあみだした日本が世界一の消費国です。

天然うなぎと養殖うなぎ
青森の小川原湖、千葉の手賀沼、関東の利根川、那珂川、四国の吉野川、仁淀川、四万十川、九州の筑後川、球磨川などの天然うなぎが有名です。

本来うなぎはきれいな砂泥地に住み、石や沈床の構造物に潜って生活していますが、極めて生活力が強いので水気があればどんな所でも生活できる様です。
又、うなぎは夜行性で貧欲な食性をもち、成長と共に虫類やエビ、カニ、小魚など手当たり次第にエサにしてしまいます。
天然のうなぎは漁獲数が少ないので珍重される様ですが、養殖のうなぎと比べて脂が強かったり、身が締まって堅かったり、泥臭かったりと味の点では必ずしも断然良いとはいえない様です。
養殖うなぎは国内では静岡、三重、愛知の3県でその90%が行われており、最近は中国各地でも盛んに行われ日本に輸出されています。
まだ詳細が不明なその生態 うなぎは河川の泥底に5年~15年生活した後、秋になると産卵のため海へ下り、フィリピン東方海域などの熱帯深海域で産卵すると言われていますが、実は良く分かっていません。
艀化した仔魚は黒潮に乗って北上し、成魚とほぼ同様な体型のシラスウナギとなり、冬に日本の河川に遡上してきます。
このうなぎの稚魚「シラスウナギ」を捕獲し、養殖池やタンクで飼育するのが養殖うなぎです。
産地表示について スーパーやデパートの鮮魚売場で売られているうなぎの蒲焼に原産地表示がされていますが、うなぎの養殖は一番長い間生息した場所を原産地とするように指導されています。
従ってシラスウナギを中国で養殖し日本に輸入して加工した場合は中国産と表示されているはずです。

ほんとに旬の時期は夏?
土用の丑の日にうなぎを食べるというのが一般的風習になっていますが、本当においしい時期は初秋の頃産卵のため海へ向かっているうなぎが、脂が乗っておいしいと言われます。
栄養価が高い魚です。
うなぎは脂質、たんぱく質、カルシウム、ビタミン類などを豊富に含み、さらに脂質の構成脂肪酸にはEPAやDHAも多い栄養価の高い魚です。
特にビタミンAにいたっては、うなぎ100gで1日分が摂取できると言われる程多量で中でも肝に多く含まれています。
関東風と関西風 うなぎは蒲焼で食べるのが一般的ですが、その焼き方も関東と関西では違いがあるようです。

*関東風・・・うなぎを背開きにし、長さを半分に切って横に竹串を数本打ち白焼きします。
これを蒸した後たれを付けながら焼き上げます。
適度に脂が抜けて身も柔らかく仕上がります。
*関西風・・・うなぎを腹開きにし、長いまま金串を打ち白焼にします。
その後蒸さずにたれを付けながら焼き、焼き上がったら長さを半分に切ります。
やや歯応えのある感じが仕上がりの特長です。
その他の食べ方 うなぎは蒲焼が一般的ですが、「白焼」をわさび醤油で頂くのもおいしいものです。
又、蒲焼を卵焼きの中に入れた「鰻巻き(うまき)」や、きゅうりとの酢の物「鰻作(うざく)」、お茶漬けや酢飯に和えてばら寿司でも食べます。

レシピ1 「うなぎときゅうりの酢の物」
材料:(4人分)

うなぎの蒲焼

1尾分

きゅうり

2本

少々

生姜

1片

合せ調味料

 酢

大3

 醤油

小2

 みりん

小1

 だし

大1

1 うなぎの蒲焼を2cm角位の大きさに切ります。
2 きゅうりは小口切りにし、塩少々でしんなりさせ、さっと水洗いしてぎゅっとしぼり水気を切っておきます。
3 生姜は千切りにしておきます。 合せ調味料で1,2,3を和え、器に盛り付けます。



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