グレーゾーンのリウマチ
関節が痛み出すと、まず関節リウマチを疑います。
そこで恐る恐るリウマチ科とか、内科、整形外科などの門をくぐるわけです。

様々な検査を受けて、約1週間後くらいに結果の説明を受けます。
リウマチと診断されるのが怖いでしょう。
リウマチと診断されるのはショックでしょう。
でも即座に治療を開始してもらえる分幸せと思わなければなりません。
早期に治療を開始すれば、現在はほぼ寛解に向かいます。

しかし、2割程度の人はリウマチが陰性という事で、何でもありませんという診断を受けることになります。
それでひと安心と思うことでしょうが、実はこれが一番厄介で、その後痛みが治まるどころか、やがて全身の関節が痛み出し、実生活にも支障をきたし始めます。
それで再度病院に駆け込みますが、それでもリウマチではないといわれます。
あるいは、はっきりとリウマチとは言えないとして、治療を開始してもらえません。
これが現代西洋医学の落とし穴でして、何10項目にもわたる血液検査やレントゲン、CT、MRIなどの近代的な検査を受けても異常が見つからないことがあるのです。
したがって、治療を開始できずに様子を見ようということになります。
検査の結果にはっきりとした異常が見つからない限り、リウマチの治療を始めないというのが、ほとんどの医師の判断です。

これは大きな病院だろうと、大学病院だろうと、専門のリウマチの医師だろうと、関係はありません。
なぜか、ほとんどの医師の間の共通の申し合わせのようなものです。
リウマチ医師のマニュアルとでも言ったらいいのでしょうか。
痛みに耐えられなくなった患者は、たくさんの病院や医師を渡り歩く流浪の民となってしまうのです。
グレーゾーンのリウマチです。

数年その状態が続いた後、気が付くと関節の骨が変形し動かなくなります。
またその頃には痛みもほとんど感じなくなっている場合も多いといいます。
そうなったときには手遅れで、元の状態に戻ることはなく、関節の手術を施すより方法がありません。

しかし、このグレーゾーンの段階で治療を始める医師もほんのわずかですがいます。
医療界の反逆児なのかもしれません。
彼らは口をそろえるように、診断は各医師の判断によるものでどれが正しくどれが間違いとは言えないが、自分の経験と診断に自信を持っている、と言います。
医者の勘ともいえます。
データに頼らずに、問診、触診で診断します。
検査はしますがあくまで参考程度で、患者の愁訴を最優先に考えます。
古い古い医者の手法かもしれません。
でも、昔名医と呼ばれた医者達は皆そうだったんですけどね。

彼ら曰く、リウマチ患者の2割くらいの人たちは、現代の検査方法では引っかからないそうです。
そして、最悪の事態に陥ってもまだ検査数値には表れない人もいるそうです。
だから思い切って早期に治療を開始することが予防にもつながるといっています。

元々、原因もわからず、発症の仕組みも解明されたとは言えず、したがって治療法も確立されていない病気なのです。
最近になって考え出された、いくつかの検査によるデータのみに頼るのは危険ですね。
それで済むなら医師は要らないでしょう。

私たちは、医師をプロと信じ、頼り、病院は苦痛を取り除いてくれるところと信じて疑わないところがあります。
必ずしもそうではないことを知るべきです。
信頼に足るべき医師をとことん諦めずに探すべきです。誰になんと言われようと、です。
特に関節に痛みや腫れがあるのに、検査に異常が見つからない人は真剣に、そして速やかに探すべきです。
手遅れにならないうちに。

リウマチの進行は人によって個人差がありますので、どのくらいの期間で悪化するかは一概には言えません。
痛みを知っているのは自分自身のみなんです。
多くの医師は、痛みの度合いを検査数値で推し量ろうとしています。
ここに根本的な誤りがあるのですが。


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